目的
稼働中のシステムを保守している環境に於ける「障害対応プロジェクト」の場面を想定したプロジェクトの マネジメント方法を習得する、リーダー養成コース。
ケーススタディを通じて保守フェーズ特有のプロセスを理解し、障害対応の各段階で必要となるプロジェク トマネジメントのポイントを体感・理解する。
概要
架空の中堅ドラッグストアチェーン「くすりの十万石社」の、本番リリースから1年を経過した受発注システ ムで発生した「トラブル(インシデント)」に対して、客観的な事実を把握して悪影響の拡大をせき止め、暫定対処策と原因分析を行いながら優先順位を判断し、メンバを動かしてトラブルを解消していく。
上記のプロセスをチーム演習によって体験し、講師並びにメンバとノウハウを共有するとともに、対処方法 とそのポイントを習得していく。
目標到達レベル
悪影響のレベルを把握して、致命的な問題の発生を防ぐことができる。
2次災害発生のリスクを認識しながら、暫定対処策を検討・実施することができる。
同類事故再発の可能性を探り、未然に対策を横展開することができる。
暫定対処を行いながら本格的な影響範囲分析を行い、対処することができる。
トラブルの真因分析を行って、恒久措置を計画できる。
受講者の前提知識
7~8年の実務経験、もしくは「応用情報技術者試験」合格と同程度の知識を有すること。
標準カリキュラム
1日目 | 1.保守プロマネのプロセス(解説) 2.状況把握と初動案検討【チーム演習1】 3.状況把握と影響調査(解説) 4.暫定対応策の優先順位付け【チーム演習2】 |
2日目 | 5.【チーム演習2】つづき(発表) 6.効果の判断と計画立案(解説) 7.暫定対応結果のフォロー【チーム演習3】 8.対策結果の判断とn次対応(解説) 9.まとめ |
定員
18名